陰陽五行についてを少しお話ししていきます。
もちろん最初にこの思想が生まれたのは中国ですが
陰陽論と五行論は中国の中でも元々は別のところで生まれたものでした。
さらに言えば、他にも古くからある易など
他の形で同じような思想を語っているものも様々あったのです。
そこでそれをまとめる流れになったのです。
この世の万物を
陰陽論は陰と陽の2つに分けたものですが
5行論は5つに分類していた
けどその5行論の元となる考えとしては陰陽じゃん?
ということでまとめられたのですが
やはり別々だったものをまとめたので要所要所無理やり感があるのです。笑
なので、やはり文献や作者、その出所や派生の大元を知っていないと
あれ?なにこれ??という理解しがたいものが出てくるのです
さらに言えば、陰陽論も五行論も
中国人が中国人の感性で中国という環境の中で作ったものである以上
これをそのまま受け取ることをしていては理解できないのです
そのまま受け取るのではなく
それを選択した真意を知らなければ
謎だらけなのは当たり前です
そう考えていただければ
例えば、五行論の土の気がなぜ黄色かご存知でしょうか?
中国の文明の中心である黄河からきています
だから土は全ての中心であり全体だから
黄河の黄色を取ってある
と、考えますと
土の気=胃=黄色い食べ物を食べる
と謳っている日本の東洋医学に疑問が生じてきますよね
みなさん真面目なので
そのまま受け取り
そのまま飲み込みすぎなのです。
え?ご冗談ですか?
と感じれる
なんでだろ?
と感じられる
そんな視点をまずは持っていただきたいと思います
東洋医学、東洋哲学は大事なのは主観であり
主観でそう感じるのであればそうである
の世界ですが
だからこそ
中国人の土=黄色を
日本人がなぜそのまま飲み込めるのだろうか???
日本人の主観はどこへ???
ということで東洋医学を使えるようになるには
その発生や歴史
東洋哲学が必須なのです
それさえちゃんと理解し扱えるようになれば
日本人にももちろんマッチしやすい
本当に素晴らしい思想であり
その思想を反映した医学的観点を得ることができます
それこそ心にも体にも
自由に応用し
人生の悩みや身体の症状に対応させることができるので
自らを楽にできる
関わる誰かを楽にできる
ツールとなります
体や心との関係性がよくなります
生き方に迷いがなくなります
治療者に迷いがなくなります
そんなよくわかりやすく体系づけられた
素晴らしい思想です
意味もわからず従うような
なんちゃって東洋医学ではなく
ちゃんと生きた知識として
ちゃんと生きた技術として
東洋医学を学ぶ人が1人でも増えたらなーと
日々感じるところです。